【ドラマ】東京タワーについて

出演者のトラブルのために放送延期になっていたこのドラマが、ようやく放送されました。

まずは、主人公を演じた大泉洋のこの発言を読んでいただきたいと思います。
本当は引用はまずいですが、発言場所の関係でリンクを貼れないため、一番重要と思われるところを引用いたします。全文は、こちらで探してください。

東京タワーの再撮が行われた時にねぇ、みんな最初はどこか照れくさい感じで再び集まった訳ですよ。久しぶりの雅也と久しぶりのオカンと久しぶりの監督とスタッフと。さすがにスケジュールが合わなくて全員同じスタッフじゃなかったんだけど、でもほとんど同じスタッフが集まってね。
再撮もまた大変でねぇ(笑)最後の日なんて24時間以上撮影してた。朝始まって次の日の朝になっても終わらないんだもん(笑)
その最後の日の夜12時を回ってから合流した若いAD君がいてね。4月の撮影の時にはよく怒られてた子でした。時にはそりゃ彼のせいじゃないだろうって事もあったり、とにかく苦労してた子でした。
僕は久しぶりに彼に会えたのが嬉しくてね。しかも最後の日の夜中に突然やって来て、あの時と同じカチンコもって現場に居るわけ。
なんだか嬉しくて現場でからかったのね。
「お前随分来るの遅いじゃねぇか」って。
そしたらね
「僕今他の連ドラやってるんすよ」って言うのよ。
「やっと今そっちの現場終って駆けつけました」って言うのよ。
そいつ東京タワーの再撮は自分の仕事じゃなかったのよ。本当は来なくて良い現場なのよ。来たらまた怒られるかもしれないんだから。
じゃあ何で来たの?って聞いたら
「泣いたんです」って
「試写会でこのドラマ見た時にめちゃめちゃ泣いたんですよ俺」って。ドラマ見てそんなに泣いたことなんか今まで無かったんだって。
「だからこのドラマだけは最後まで関わりたかったんです」って言うのよ。
やられたねその言葉には。
でも彼だけじゃなく誰一人永遠と続く撮影に文句言う人居なかったもんね。
みんな試写見てるから。とにかくこの作品をちゃんとした形で世に出したいって思いは一つだったんだと思う。監督も演者もチーフも助監もADも。みんな東京タワーを誇りに思ってたんだと思う。


つい先日まで東京タワーの西谷監督と新春時代劇の撮影を京都でしてまして。
もうそろそろ僕はオールアップするぞって頃に、僕の台詞の声だけ欲しいって言うのよ。そういうの「オンリー」って言うんだけど。俺の役のオンリーなんて無いだろうって思ってたら、時代劇の方じゃなくて東京タワーのオンリーだった訳(笑)監督まだこだわってるのよ(笑)編集しててどうしても雅也の声を足したいところがあるって、たまたま俺もこの時代劇に出てたから良いけどそうじゃなかったらどうしてたんだろうって思うものね(笑)
その声を編集で足して、結局東京タワーが完璧に仕上がるのは放送の前日か当日なんだって(笑)
凄い人だよ西谷さんは。

でもだからこそ本当に言える


「どうぞ見て下さい」って


胸を張って。

もう迷うこと無くそう言えます。



応援し続けてくれた皆さん本当にありがとう。
いつもあなたの支えで僕はがんばれます。

あなた達の支えでここまで来ました。

本当にありがとう。


もう大丈夫です。どうか安心してこのドラマを見て下さい。

いつもの事ながらこれが僕の今の精一杯で、皆さんへの唯一の恩返しです。





このドラマ、評価が難しいです。
上記の文章や、それ以前の放送延期の後の彼の文章を読んだり、さらに3時半からの特番(撮影の裏話なんかをやっていた)での演出サイドの細かいところまでこだわった映像の話とかを見ていたりするので・・・

というか、正直に言いますと。
















このドラマ、問題がありありです。














理由その1:話をはしょりすぎで、感動が薄くなっている
2時間半の枠のドラマでしたが、子どもの頃からのお話です。
それをこれだけの尺で収めるために、1つ1つのエピソードも短くなっていますし、エピソードの数も少なくなってしまっています。
ですから、エンディングに向けて見る側の感情が高まっていくということができない。
1クールの連続ドラマとして、しっかりと描くべきでした。


理由その2:タイトルに偽りあり
サブタイトルは、「オカンとボクと、時々、オトン」です。
ところが、オトンは時々ではありません。結構出てきます。
それに、原作では少ししか触れられていない彼女が重要なポジションを占めています。
別に原作をなぞる必然性はないですが、なんで変えちゃったの?
彼女の存在が大きすぎて、オカンとボクの物語ではなくなってしまっているような気がします。
ボクを中心にした「家族」の物語と考えれば、十分に成立していますけど。



こうやって否定的に見ていますが。

贅沢に制作費を投入してのドラマだけあって、出演陣がすごいんです。
脇役ですら、名前の通った俳優さんを投入しています。
エンドロールで小林薫さんの名前が出てきて「え?どこに出てたっけ?」と思っていたら、最後のシーンで東京タワーの職員さんとして出てきました。(出番はそれだけ。)地元のおばちゃん役でマチャミとか大家さんが樹木 希林さんですよ。
当然ながら主役クラスも演技のうまい人をずらりと揃えていて、ドラマに奥行きを与えています。

その他、昭和時代の筑豊地方を再現するオープンセットとか、映像面でも手抜きしていません。

ですから、すごいなぁと思うのです。


それだから余計に、残念だなぁと言う気がします。





その上で。
上記の文章もそうですし、HPなんかを見てもわかるように、みんながこのドラマにかけている思いがひしひしと伝わってきます。


ですから、このドラマを否定的に見ることができないのです。





まぁマニアックな視点で見れば。
「おかしな二人」では夫婦だった大泉洋と大塚寧々さんが叔母さんと甥ってのはど~よ、とか、イラストを描いているシーンはなかったねぇ(色を塗っているシーンがほとんどで、絵を描いている途中でペンを投げ出すシーンが1つだけ)、とか。
そういう見方もできなくはないですが(というか、してるじゃん(爆))、そういう視点で見るべきドラマじゃぁないことは確かですね。



追記
sora@oさまのご指摘でミスに気付きました。
申し訳ございません。

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この記事へのコメント

2006年11月20日 00:31
り…りーまんさんっ!「おかしなふたり」で夫婦役だったのは高岡早紀ですよっ!
しっかし…微妙というか残念というか…期待しすぎたコチラが悪かったんでしょうか…。
「東京タワー」に関してはやはり原作を越える映像は難しかった…としかいいようがありませんでした。
2006年11月20日 00:41
sora@oさま
ご指摘、ありがとうございます・・・(恥)

おっしゃるとおり微妙でしたねぇ・・・
まぁ、原作を超えられなかったのは原作がそれだけよかったってことで。
子猫ちゃんたちにとっては、彼にとってとてもいい経験になったってことで、
それでよしとするしかないですね・・・
2006年11月20日 11:29
出演者トラブルって?
2006年11月20日 21:11
yy-holmesさま
某お笑い芸人が主人公の友人役で出演していたのですが、アマチュア野球チームに参加しての遠征中、事件を起こしたということです。
結構重要なシーンに出ていたため、そのシーンを削除して放送というわけにはいかなかったようです。
セシル
2006年11月20日 22:18
僕も楽しみにしていて、そして見ました。
うーん、特に泣けませんでした。大泉さんもオカンオトンもすごい上手だったのですが・・・
なるほど、りーまんさんのいうとおり、ストーリーがはしょりすぎだったのでしょうね。原作を見ていないので・・・
2006年11月21日 00:08
セシルさま
うーん・・・やっぱ、その程度の作品・・・ってことなんでしょうか・・・残念です(T_T)

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