【DVD】おかしなふたり

(首都圏では)この年始に放送された大泉洋初主演(?)ドラマのDVDでございます。
放送段階は日本にいなかったので、ビデオに残しておいたのですが、忙しさにかまけて、というかDVD化されることがわかっていたので、いずれ見るよねってことで、ずっと見ないままでいたものです。

DVDが届いてからも今日まで放置していたのですが(笑)。

感想。
いいドラマですね。
でも、マニアしか、あるいは偶然チャンネルを合わせた人しか見ないだろうドラマです。


ちょっと、ひどいですか(笑)。




個人的には、カメラワークのすごさに一番感心しました。
DVDでは、通常のTVサイズではなく、16:9のワイド画面だったので、広角レンズを使った画がより効果的になっていたように思います。
あと、「どうでしょう」並みのアップの画も、なかなか。
リーダーの、あの、ご尊顔のアップというのは、ショッキング映像一歩手前です(笑)

それに、やっぱ大泉洋は芸達者。
それを再確認しました。

お調子者だけどどこか憎めない奴、という設定自体が彼にぴったりということもありますが、ダメ人間が父親としての自覚を本当の意味で持ち始める、その変化を見事に演じていました。
お調子者ならではの「思い込み」先行が、父親でありたいという思いで本当に父親らしくなっていく、というありがちなストーリーですが、その変化に説得力がないとドラマとして成立しません。その意味では、彼の起用は大成功だったと思います。

周りのメンバーも、木村多江、大杉漣といった演技力に定評のあるメンバー。
ちょい役にも充実したラインナップ。子役の少年もしっかりした演技。

とまぁ、マイナス要素は見当たりません。






でも。
なんか、のめりこめないのです。

最初の違和感は、「あ、舞台っぽい」というもの。
まぁ、脚本や出演陣が舞台系の方ってことで、仕方ないかもしれませんが、カメラワークを駆使してTVらしさというかTVでしかできないシーンを演出しているのに舞台っぽさが消えないってのは…

それと、何よりも。
「父と子」という基本線が感情移入を妨げるのです。

まぁ、私自身が実感がないってことはさておき、ストーリー上、「聡明な、ちょっと嫌味すら感じてしまうような子ども」という設定になるのは理解できるのですが、それだから余計に、何を考えているのかがまるでわからない。無論、少しずつ変わっていく様子も。
だから、最後に父と子の想いがつながったって、言われても、ねぇ。


まぁ、ハートがあったかくなるようなストーリーと、大きな心で受け止めればいい話だとは思いますが。



どっかのくそったれな不倫ドラマみたいに嫌な気分になることはないし、考えられた演出を楽しむもよし、こちらが突っ込みを入れたいと思った気分に的確に反応してくれる台詞回しを楽しむもよし、子猫ちゃんじゃなくても、お勧めのドラマとは思います。


特典映像の脚本・土田英生との対談も、単に撮影現場を振り返るだけでなく、演劇に対する二人の考えもよくわかって、お勧めです。





おかしなふたり

おかしなふたり [DVD]

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック