遅ればせながら「女王の教室」、少しずつ話が動き出すきっかけが見えてきたかな?

今クールで私が一番注目しているドラマ、「女王の教室」ですが。
今回を逃すとしばらく触れる機会がなさそう(というか2週ほど見れない)ので、遅ればせながら、感想を。(遅ればせなのは、なぜかほとんどビデオに撮って見ているから)

ネットでもあちこちでもりあがっているようで、日テレのHPにある掲示板でも、熱い議論(?)が交わされているようですね。
今までにない切り口での学校ドラマということで、注目度も高いようです。

今回の第5話は、主人公(?)の女の子がいじめの対象となってしまって、さぁどうなる、というのが話の中心。
父親は自分のことにしか興味がなく、母親はちょっと能天気な設定で、夫が浮気をしているんじゃないかとそっちの方に目が行ってしまって、子どものことになんて気付かない。
唯一気付いてくれたやさしそうなお姉さんは、敵役の女教師に抗議をしてくれようとするが、自分が実は不登校ということを指摘されて、反撃する気力を失ってしまう。
唯一に近い仲間だった男の子は、不登校になりかけのところに、女教師から卒業証書なんて渡されてしまい、学校へ戻る気をなくしてしまう。
・・・ということで、孤立無縁な状態なわけですが。

そんなところへ
「いじめに対しては自分が立ち向かう気力を持たない限り、何の解決にもならない。」といじめを知った同僚の教師に言い放つ一方で、いじめられている女の子に対しては、「私の味方になれば助けてあげる」と懐柔策。

しかし女の子は、いじめている連中に対してではなく、逆に女教師に対して敵意を募らせる。
「せっかくクラスの仲間になったんだから、仲良くしたい」
「闘いを放棄して捨ててしまう毎日は何もない毎日じゃない」ということらしい。

でもって、
男の子と間で気力・勇気を取り戻すエピソードがあって、揃って元気よく学校に戻り、いよいよ戦いが始まろうとする・・・というようなお話。
(・・・にしても、くどいまとめ方(笑))


韓国ドラマ並みに設定の粗さが目立ちますが、ストーリー的な必然性があるので、スムーズに受け入れられます。
たとえば、次回への「引き」となった「夏休みをなくします」という宣言。
んなことできねぇよってな設定ですが、ほぼクラスの掌握ができたと思った教師が、いよいよ自分のやりたいようなクラス運営を本格的に始めたって解釈ができます。

なんでクラス全員の秘密(これまでのエピソードにあった)どころか家族のこと(先に書いたお姉さんの秘密とか)まできっちりと把握しているんだ、お前はCIAか何かか?って突っ込みも、それくらいきちんと情報を握って自分が思うように相手を操っていこうとする策略だと解釈できます。

こういう人って、相手は底知れぬ恐怖感を持ってしまいますよね。
そういうイメージを与えるための設定と考えれば、まぁ、納得するしかないでしょう。
しかも、そのイメージを強めるための演出が、これまた憎いくらいに効果的。

ダースベイダーを思わせるような黒の衣装。
ちらと「あ、出てきた!」と視聴者に思わせて、子どもの目線からなのか、下からのあおりアングルで登場。あわせて画面の色使いもやや黒っぽく。
そして、それに相対する子どもたちは、上からのアングル。

対決ということと、だけど「上」からのプレッシャーにはついつい人は負けてしまうということを、見事に描いていると思いません?

脚本の遊川 和彦さん(この人って、古くは「うちの子にかぎって…」に始まって、「予備校ブギ」「ADブギ」「十年愛」、さらには「真昼の月」「魔女の条件」「オヤジぃ。」「恋がしたい×3」とTBSの印象が強いですけど、「GTO」もやっていますし「平成夫婦茶碗」「幸福の王子」で日テレ系の仕事もしているんですね)さんもすごいですし、プロデューサーは「家なき子」を演出してたので有名な大平太さんがいて、演出陣は「夏子の酒」「白線流し」「ナースのお仕事」「ラストプレゼント」などの岩本仁志さんなど。
スタッフがしっかりしていると、やはり作品に厚みが出てきますね。


・・・ちょっと話が横にそれましたが、強調したいのは、設定が現実的にありえないとかどうのこうのという問題ではなく、その設定に必然性があるかどうかだということです。
その辺の処理をきちんとしているから、このドラマはいいと思うのです。

(すみません、最近、韓国ドラマのその辺の処理の甘さにかなり腹が立っているので・・・。視聴者を舐めるな!って大声で叫びたいくらいなんです。なんか、ほらこの俳優・女優が出ていれば文句ないだろってなスタンスが見え透いていて・・・)

まぁ、次回以降は、いよいよ本格的に暴走(?)を始めようとしているらしい女教師に対し、周りはどう反応するか、強さを取り戻した二人がどう立ち向かっていくかという話になっていくものと思われます。

そんな中で、「そうやってあなたも逃げるの。(中間省略) 他人に頼らずに自分だけの力で解決しなさい!!」なんて女教師のセリフが、何かこのお話のテーマを暗示しているような予感。

単なる暴走教師なのではなく、隠された本音のところでは、子どもたちに「本当の強さ」をわからせたいという気持ちを持っている・・・なんてのはうがちすぎた見方でしょうか?


いろんな意味で、懐の深い作品ですね。



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この記事へのコメント

2005年08月01日 22:43
もちろん見てません!!(^_^.) 最近の学校の先生は大変らしいですよ。生徒に問題があって注意すると保護者に逆になんてことを!!と言われるらしいです。
2005年08月01日 23:30
yy-holmesさま
日本の将来が怖いですねぇ…。
私なんて、先生には叩かれて当たり前!って環境で育ちましたから、信じられないっす。

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