りーまんとらべらーの日常と非日常

アクセスカウンタ

zoom RSS 絵になる国チェコ その26 ビール工場見学…その前に

<<   作成日時 : 2012/07/10 23:58   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

画像


なんか、格好いい建物です。

チェスケー・ブディヨヴィツェ滞在3日目。
この日の午前中は、こちらを見学してきました。



この日は、もう1箇所観光したいスポットがあったので、あらかじめ観光案内所に寄って、それぞれへのアクセスを確認しておきました。
これが大正解。

ワタクシが持参していていた「地球の○○方」、その名にたがわず、情報が間違っておりました。



…それはそれとして。
市内を循環するバスやトロリーに乗るためには、あらかじめ乗車券を購入する必要があります。
プラハと同じように、停留所によっては券売機がなかったりするので注意が必要です。

画像


こちらのがそのチケット。
20分有効と書いてあるようです(笑)。

で、工場に到着すると、11時からのツアーがある、ということなので、それまで待機。
(これもガイドブックの情報、間違っています)

その間、まぁ工場併設のレストランにいたのですが、それでまぁ、こういう愚痴もどきを書いているわけです。



そもそも。
ワタクシ、下戸とまでは申しませんが、基本的にアルコール類は嗜みません。
むしろ、どちらかというと、必要がない限り飲まない、嫌っている方です。


ですが、アルコール類の工場見学は、機会があれば行っております。
(アイルランドでのギネスビール、モルトウィスキー、スペインでのシェリー酒など)

アルコールが好きなわけではなく、工場にあるメカが好きなのです。



それを、あらかじめ、強調しておきましょう。

で、与太話ついでに、工場を見学して初めて知ったことを。

画像


あれ?
これって、バドワイザーに似てない?


実は、それが大間違い。
バドワイザーに似ているのではなく、バドワイザーが似せたのです。
パクッたのです。
とんでもない会社です。

そもそも、チェスケー・ブジェヨヴィツェでのビール醸造の歴史は結構長く、13世紀頃には始まっていたそうです。
一時期には神聖ローマ皇帝のための王立醸造所があったりして、ラガービールの一種であるピルスナーと平行して、ブドヴァイゼル・ビール(ブドヴァイスで作られたビール、英語ではバドワイザー)と呼ばれるようになっていったのだそうです。

で、今回見学するこの工場は、1895年に法人化したチェコ合同醸造(Český akciový pivovar)を前身とするブジェヨヴィツェ・ブドヴァル国営会社(Budějovický Budvar, n.p.)で、チェコ政府が所有・運営する国内唯一の国営会社(národní podnik)。製品は「ブドヴァイゼル・ブドヴァル」ブランドでヨーロッパを中心に各国で販売されている。

この「ブドヴァイゼル・ブドヴァル」というブランドが先にあったんですね。
これ、重要です。


これに対しバドワイザーは、縁もゆかりもないあるドイツ系アメリカ人が、ビール名産地の「ブドヴァイス」にあやかろうと1876年に自らが販売するビールに「Budweiser」と命名した上でアメリカでの商標登録を行ったもので、当時すでに「ブドヴァイス」ブランドでの対米輸出を行っていたこちらの会社(厳密に言えば、もう1つ別の会社が絡んでいます。それは過去に「ブドヴァイス」という地名を銘柄に使用することを許可したとかいう事情があったから。「ブドヴァイゼル」ってのは「ブドヴァイスの」という意味。まぁ、単に、別々の会社がそれぞれ認め合って「ブドヴァイゼル」ってブランドを持っているという感じです)と紛争状態となりました。米バドワイザーを製造・販売するアンハイザー・ブッシュ社と1911年と1939年にチェコ側が北米大陸および米国保護領に限り商標権を放棄することで合意したわけです。

この合意に基づき、現在もヨーロッパの主な国でアンハイザー・ブッシュ社は商標「バドワイザー」を使うことが認められず、製品は「Bud」(バド)「Busch」(ブッシュ)の名前で販売されており、逆にアメリカ、カナダでは、ブドヴァイゼル・ブドヴァルは「Czechvar」(チェコヴァル)、ブドヴァイゼル・ベルゲブロイは"Budweis City Bier"(ブドヴァイス市のビール)を略した「BB Bürgerbräu」(BBベルゲブロイ)の名前で販売している。アンハイザー・ブッシュ社は全世界でのバドワイザー販売を実現するため、ブジェヨヴィツェ・ブドヴァル国営会社に商標の買い取りを申し出たものの、ブドヴァル社側はこれを拒否している。


ところが、アンハイザー・ブッシュ社はその後もチェコ側に先んじて日本を含む各国で商標登録を行った上、ブジェヨヴィツェ・ブドヴァル国営会社を相手取ってチェコ産の「ブドヴァイス」ブランドビールの販売差し止め訴訟を起こし、現在も40か国以上で係争中なんだとか。
日本においては、チェコ側の商標権放棄範囲を北米などに限定した1911年および1939年の合意の有効性が認められており、米国社製バドワイザーとの誤認の可能性がないかぎり、「ブドヴァイゼル・ブドヴァル」(Budweiser Budvar)「ブジェヨヴィキ・ブドヴァル」(Budějovický Budvar)と記されたチェコ社製ビールの輸入・販売は制限されない、ということになっていまして、一応両方が並んでいる、という形になっています。

実際には、知名度は段違いなようですが。


画像



そういう経緯があって、現在はこれほど世界に広がっている、ということなんですね。
バドワイザーをバドと呼ぶのは、単にフルネームを略しただけじゃないんですね。



納得。




だいぶ長くなりそうなので、続きます。



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
絵になる国チェコ その26 ビール工場見学…その前に りーまんとらべらーの日常と非日常/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる